差別主義というのは何かの価値観で物事を判断することで、そういうことはダメですよ。と社会全体で言われておりまして、よく挙げられるのは人種差別とか性別差別とかですね。
日本においては人種差別や出生の差別が(ほかの国に比べたら)少ないとは思いますが、もちろん日本にもあり、例えば就職活動の学歴差別ですね。
厚生労働省では、このような差別をしないように注意喚起をしております。
<a.本人に責任のない事項の把握>
・本籍・出生地、家族、住宅状況、家庭環境などに関すること
<b.本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)の把握>
・宗教、支持政党、人生観、生活信条、思想、学生運動、愛読書
ここには学歴差別をしてはいけない。ということを書いていないので、してもいいということです。
https://www.youtube.com/watch?v=r6SUEczrmv0
しかし、学歴っていうほど本人の努力次第でどうにでもなるのかなぁ?というのが個人的に思うところがありまして、ほとんどの人にとっては産まれた家庭環境や与えられた教育環境で大きく変わってくるものだとも思います。
とはいえ、学歴差別をすれば、本人の能力以外での、家庭環境、思想などを総合的に判断できるという面があるので、企業からすると非常に使い勝手がいいものだとは思います。
私の場合は、学歴差別に重きを置いてはいません。その人に仕事ができるかどうか?という能力主義な考えがあり、実際に最近ではある業務がこなせるかどうか?という観点で採用を決めるジョブ型雇用が流行っておりまして、能力主義的な考えが広まってきております。
きれいごとを書いているようですが・・・実際にはこの能力主義的な考えも、「能力主義」という差別主義者になってしまう。というのがあります。
能力主義を突き詰めると、会社の地位に関係なく意見を言えるので会社組織の秩序を乱すという欠点があります。
例えば、プロスポーツであれば選手は監督批判をすることは許されない。というのがあります。一番有名なのは江本の「ベンチがあほやから野球がでけへん」ってやつですね
https://www.daily.co.jp/baseball/flash/20140829666.shtml
(能力主義の)基準で考えると、この程度のことで選手が悪いということになるのかが正直わかりません。監督批判はしているけど監督の命令には従っていますし何が問題なのかと。
実際、私も上司に、君は私に対して江本みたいにベンチがあほやから。と思っているんだろ?って言われたことがあります。 そんなことはないと社交辞令で言いましたが、内心、上司は自分があほやとわかってたんやなぁ・・・・と感心したことがありますがw。
尤も内心が表面に出るのが私の悪い癖でもありますが・・・・
差別主義者をバカにするという差別主義者(?)もいたりします
https://finders.me/articles.php?id=2669&p=2
これって、「人種差別」の一点に絞れば確かにそうかもしれませんが、私の経験上では、頭がいい人、成果を出している人ほど、能力主義や成果主義について差別的に扱うような気がします。
つまり人間は自分の一番自信(優位性)のあるものについての〇〇主義者になる(なりやすい)のではないか?と考えております。
家柄、学歴、能力、金銭、社会的地位、容姿・・・。
こういうものに自信が持てない人に最後に残されたのが人種や所属団体などで、他人を差別することで自信を保つことができるのではないか?と思います。(何も取柄がない人に残された最後の自信ということですかね)
ただ、自信のない人にこの辺を突っ込みすぎるとこういうことを言われることになるでしょう。
別に人種差別を擁護しているわけではありません。あしからず