防衛大学校の闇

 防衛大学校の闇という番組を居酒屋で見てました。(いずれ消えるとは思いますがアップしている人がいる・・・・)

https://www.youtube.com/watch?v=ANBPM8zUpjM

 私の時代も相当厳しくて殴るける威圧する・・・等あったわけですが、陰毛を燃やすようなセクシャルな罰ゲーム的なものはなかったですね。

 その手の物には耐えてきたのですが、2年次に上がってからの同期からのしばきが精神的に来たのか、退職して・・・・1年次に受けたことも裁判になりました。

 (いい悪いは別にして、)1年次は上級生からの「厳しい指導」が入るのですが、2年次のGW後は、上級生からの「厳しい指導」はなくなります。(ダメな2年であったとしてもです。)

 理由としては、例えば4年から2年に対して厳しい指導が入ると、それを見た1年がどう思うか?その2年が1年にナメられて対して指導しにくくなる。

 翻って、他の2年の指導も1年が聞かなくなるということになりかねません。

 その代わり、同期から(2年生同士で)の厳しい指導が入るということになります。(私も相当ダメな2年でしたが、GW明けから同期からとやかく言われることなく平和に暮らしていました。)

 被害者は上級生に陰毛燃やされたり、理不尽指導を受けるのは結構我慢できたみたいです。まぁ、1年生はみんな同じようなことをされるわけで、自分だけ特別というわけではなくみんなが受けている苦難というのは結構耐えれるみたいですが・・・・

 一番堪えるのは自分だけが同期から集中砲火を受けてしまうというのが本当に堪えたみたいです。(それはわかります。)

 被害者はそれを裁判で訴えるわけですが、私の知っている人には同じような被害を受けた人もいます。

 その人は、カスみたいな上級生に陰毛等は燃やされる。自分の評価は下げられる。1年次はそういう状況もあり、評価がどうしても上がらない。

 3年次以降は徐々に高評価を受けるものの、最終時の4年次に結局首席(学生隊学生長)にはなれませんでした。

 大学時代は首席になれなかったものの、幹部候補生学校で首席になりましたが・・・・大学時代の前半で自衛隊のつまらない部分を見たせいか、自衛隊以外の世界に目を向けてしまい、その後結局自衛隊を退職しました。

つまり同じようなことをされて

・一人は大学中退して、一人は大学で首席になれず幹部学校で首席

・一人はそのことを裁判して、一人は別の世界に向けて一から勉強中

 この場合、前者と後者はどちらの被害が大きいのでしょうか?私は後者の方が大きいと思います。

(念のため書いておきますが中退した人を責めているわけではありません。中退した人「だけ」が被害者というわけではなく、別の形での被害者にも目を向けるべきということです。)

 私も周りの人に助けられて奇跡的に防衛大学校を卒業できました。防衛大学校を卒業するということは、本人の能力、努力以上に周りの人に恵まれる「運」というのが重要なのかもしれません。(そしてその「運」というのは自衛隊の職場である戦場でもそれ以上に重要な要素だとは思います。)

 防衛大学校卒業にはこれくらい必要なのかもしれませんw

防衛大学校の闇」への2件のフィードバック

  1. 防衛大学校・自衛隊についてその存在意義をどう考えているのでしょうか 批判の為にする議論であればネタはいくらでも探せるでしょうね

    • 防衛大学校・自衛隊は一般社会の常識が通用しない場面があってもいいとは思います(例えば映画のフルメタルジャケットのハートマン軍曹の指導方法を私は否定しません)が、人を笑いものにするようなこと(例えば陰毛を燃やす)ような指導はダメだとは思います。(レンジャーのような特殊な訓練中であればこの手のセクシャルな指導すら許されるとは思いますが)

      私は自衛隊の批判をそんなにしているつもりはなくて、ここでは自衛隊で1番の人が辞めたくなるような組織なのは何とかしてほしい。という点を批判しています。
      ・ためにする議論≒ある目的に役立てようとする下心をもって事を行う議論
      ブログネタは自分一人で着地点を見据えて書いてるので、独りよがりで結論ありきというところはありますが・・・・
      自衛隊で1番の人間を辞めさせないような組織にしてほしいという要望は、私に下心(別の目的)があるわけではないとは思います。

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