JPXプライム150

 株式市場では3月決算も出尽くして、バフェットの日本株買いや東証のPBR1倍割れ対策などもあり買いが集まり、日銀の金融緩和政策の継続性やアメリカの債務上限問題も解決し、不安感が取り除かれたのか最近急激に上げています。

 東証としては、収益性に重点を置いた新指数が発表され、収益性や価値創造性に重きを置いた日本を代表する企業150を指数として作成しました。

https://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/0060/20230526-01.html

 っで、トヨタがこの指数から外れた(PBR1倍割れのため?)のがニュースになっていました。

 面白いのが、トヨタが外れて三菱自動車が入っている点です。

 (もちろん選定される理屈はわかりますが)収益性や価値創造性でトヨタが外れて三菱自動車が入るっていうのは・・・私は違和感しかありません。

 三菱自動車の本拠地の倉敷市に住んでいる私ですらそう思うのですから、全国的にはなぜ?と思う人も多いと思います。

 この手の指数で問題なのは、過去にどんなに損失を出していたとしても、たかが2年程の業績が好調でありさえすれば構成銘柄に含まれるということで、このJPX150に投資しようと考える人はあまりいないのでは?と思います

 まぁ、批判だけする形になってしまうのもよくないので、私の対案としてはPBR1倍割れを放置している会社はそれ自体が経済犯罪である。という自覚を持たせるために、株価(株主)対策をしない会社は降格&上場廃止くらいの姿勢を打ち出すべきと思います。

 

日銀による多角的なレビュー

 日銀総裁に上田氏が就任して、金融政策決定会合により当面現在の金融政策を維持するということで、株式市場を中心に安心感が広がり株高になっています(企業決算の来季予想もまずまずというのはありますが。)

 この辺までは私も予想通りでしたが、会見でデフレに陥っているこの25年の金融政策についてレビューを一年半かけてやる。というのは、ついに日銀自身でこんなことができる時代になったのかぁ・・・と感慨深いものがあります

・過去の間違った政策の問題点を日銀自身が省みるという点

→私としては、三重野(1989年12月から日銀総裁)から始まった金融政策をレビューすべきでは?とは思いますが・・・レビュー期間を25年としたのは、明確に日本経済を衰退させてきた速水(1998年12月から日銀総裁)からに集中することにしたのだろうと思われます

・なぜ一年半も?

→間違った金融政策を行っていた。という結論はもう見えているのですが、1年半もレビューする必要がどこにあるのか・・・学者ではない私では正直わかりません

 日銀の政策などいちいちレビューせずとも、ベン・バーナンキ(後のノーベル経済学賞、FRB議長)は、日銀はジャンク(クズ)と言っているし、ポール・クルーグマン(後のノーベル経済学賞)は、日銀は対応が遅すぎる。と当時からすでに非難しているので、レビューって何をするんだろう?と思います。

https://tanakahidetomi.hatenablog.com/entry/20120426/p3

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000005007.html

 ノーベル賞授賞者の発言だからといって絶対の正義のように崇める必要はないとは思います。確かに学者としてレビューするというのは重要な視点かもしれませんが・・・

 結論が出ているものを一年半もかけてレビューするのは純粋経済学的にはあまり意味がないですが、日銀自らが経済理論に反した金融政策を行っていたと発表するというのは歴史上行ったことはありません。

 であれば、どんなに簡単な理屈であっても、今まで誰もできなかったことをした。という点で素晴らしいものだとは思いますが・・・残念ながらノーベル賞にはノミネートされないとは思いますw

(これは二次大戦のドイツの歴史書の話ですが、時間をかけてレビューするってこんな気持ちになってしまいそうですが)

 PS.別に日本の中央銀行総裁だけが無能というわけではありません。アメリカの中央銀行にも無能と評される総裁はいました(1970年代の総裁であったアーサーバーンズ)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA

 ただ、無能といってもニクソンショックからのオイルショックという難しい時期の金融政策を任されたり、失敗したといっても過度なインフレを数年起こしたからなので、何もない25年以上デフレを起こし続けた日銀に比べれば、やむを得ないところもあったしその後の影響はマシだったりするのですがね・・・

税理士事務所への税務調査(+実態調査)

 事務所が新しくなったことで、業務の効率化・統合化でバタバタしていたのですがようやく落ち着いてきたかなぁ・・・と思ってちょっと自分のやりたいこと(仕事・プライベートともにですが)を考えたり行動できるかなぁ?と考えていました。

 と思ったら、去年の10月に入ってから税務署から調査の電話がまとめてきてしまい今シーズン(7月~翌年6月が、税務調査におけるひとつのシーズン)は税務調査の超当たり年になってしまいましたw。

 今年は無茶苦茶多いなぁ・・・・コロナが明けたから積極的に入っているのかなあ?と思っていたのですが、所得税の統括官から電話がありました。

 統括官は普段は「調査官を管理する」のが仕事なので、珍しいなぁと思いながら話をすると、「松本税理士事務所」の調査に入ります。ということで私の事務所に調査に来ることになりました。

 昭和の時代は税理士への調査はよほどのことがなければ入らないというのがあったみたいなのですが、令和の時代でもそれをやっていると税務署と税理士の癒着を疑われるということで、逆にX%(国税局で決めている割合で、一般の人の調査に入る確率より高いと思われる)調査に入ることで税理士を特別扱いしていないというアピール(?)をしているようです。

 実態調査編

 通常、税理士の税務調査に入るときは、税理士事務所の「実態調査」がまず行われます。  これは総務課など税務調査とは別の人が対応します。「税務調査」の担当者はその話を隣で聞いていて、要は二人体制です。

 業務調査は、税理士事務所が法律に従って運用されているかどうか?の調査で、

・名義貸し等行っていないこと

・税理士が直接申告を行っていること

・顧客からの報酬の受け取り方

・税理士が職員を適切に把握し、指導していること

 などなどいろいろあります。

 上記のような内容は基本的に問題ない(これに問題がある事務所はさすがにやばい)のですが、多くの税理士事務所で指摘されるのは業務処理簿を適切に作成しているのか?ということです。

 これはどういうものか?というと、税理士が行った毎日の仕事の内容までを下記のフォーマットに従って全部書くことを要求しています。

https://www.nichizeiren.or.jp/datalibrary/business/check_list/p20140916-01/

 ・・・・これをすべて書いている税理士っているのでしょうか?例えば、

・この経費は課税ですか?非課税ですか?

・○○という資産の耐用年数は?

という質問を逐一書くことも要求しています(いるように見えます)。

 私もちょっと判断に迷うことは文書で残していたりしますが、ちょっとしたことをいちいち書くのは非常に手間ですし意味を感じていません。

 とはいえ、法律上作成が義務付けられていますし、作ってないわけではないのですが、結局相談を受けたとしても、電子申告したときが相談内容が確定した日。ということで、それだけ書いていました。

 もちろんそうなると、調査官からすると記載内容が不十分です。という話になります。

 じゃぁどこまで書くのですか?というと、もちろん税務相談を受けたこと全部。ということになり、そこで日頃から疑問に思っていたことをぶつけました。

 「では、確定申告で税務署のお手伝いをしている分も全部書くんですか?」

(以下は税理士でない人には非常にわかりにくいところがありますがご了承ください)

 税理士は確定申告時期には、税務署の応援(外注)で確定申告のお手伝いをすることになっています。

 そこでは大量に来る申告相談を処理していますが、(税務署の指摘通り受けた税務相談を全部書くということであれば当然)相談事項をすべて業務処理簿に書く必要があるということになります。

 さて、この相談を全部書くとなると手伝いに行っている税理士の能率は間違いなく半分以下になるでしょう。(口頭での回答と文書に残すスピードは格段に違います)

 あっさりした回答で済むものは多いですが、なかなか税務的に難しい内容も当然含まれておりその内容を書くとなると本当に時間がかかりますし、住所氏名を記載するようになってますが、相談者が言わないこともあります。

 税務署のお手伝いでの報酬と、お客様からの報酬についてともに外注費ですし、申告相談という業務の明確な違いがない以上、業務処理簿に書くなら共に書くべきですし、書かないなら共に書かない。ということになるのではないですか?

 私は別に順法ストをやりたいわけではないですが、もしここで私の業務処理簿が不十分ということで指導をするのであれば、私は税理士会として本当にそれでいいのか?ということを税理士会に相談することになりますがいかがでしょうか?

https://kotobank.jp/word/%E9%A0%86%E6%B3%95%E9%97%98%E4%BA%89-291607

 それとこれは話が違う・・・という反論もあり得ますが、税務に関する内容のお手伝いは(税理士法的に)税理士しかできないのであれば、税務署のお手伝いをしている時だけは業務処理簿をしない根拠がないとは思いますので、書くべきという結論になるとは思います。

 最終的に調査官からは、そこまではしなくていいけど、現状では少なくともお客様の税務調査についての記載がないので少なくともそれは記載すべきと考えられ、作成が十分ではありません。と言われました。(確かにそれは納得です)

 追加で説明頂いた内容として、業務処理簿作成の趣旨としては、業務の管理に資する書類を作成することを求めているわけで、上記のショートカットで示した様式はあくまで税理士会が出している一例にすぎず、国税局としては自由な様式で作成してもらって結構です(ですので事務所で本当に役に立つ形で作ってほしい)ということでした。(これは非常に納得しました)

 

 まぁ、業務処理簿は問題点はあるもののなんとかクリアしたのですが、一番悩ましい突っ込みは、この短期間で売上(顧客数)が急増したという理由についてどのように回答するのか?ということでした。

 昔は品位に欠けるという点もあり引き抜き行為を問題にするというのもあったみたいですが、今の時代は仮に引き抜きであっても問題とはならない(はず)ですが、どういう経緯で増加したのか説明をしてほしいということでした。(念のため書いておきますが、弊事務所は引き抜き行為はしておりません。)

 まぁ、調査官からすると

・職員の前の事務所は知っている(税務署に毎年提出する職員名簿)

・最近増えたお客様の前の事務所も分かる(申告書の税務代理者)

・狭い業界なのでうわさで聞く(税務署の先輩後輩の絆って美しいですねw)

 等の事前情報を確実につかんでいて、それを税理士から確認する感じでした。 まぁ、売上の変化を考えるとどこに調査に行くべきか?と考えると、確かに今年は私の事務所に来るのが一番自然(w)だとは思います。

全体的には業務調査というのは、「現在の運営」についての調査であり、申告書のような「過去の運営」については質問されなかった意外?といえば意外でした。(過去のことを聞かれても、一人でやってたことであれば聞くことがなかったのかもしれませんがw)

税務調査編

 そして、次は税務調査の方ですが、基本的に統括以上の役職の人が来るでしょうがそれ以外は普通の税務調査です。

 医者の不養生という言葉がありますが・・・・(内容はお察しください)。

 税理士は自身が一円でも脱税(重加算税)すると、一発で業務停止命令になるのでそういう話ではなかったということは記載しておきますが、費用関係もなかなか厳しいなぁ。とも思いました。

 総じて言えば、ちょっと事務所が急拡大しすぎたので、その歪みが出てしまったところもありますが、現在は事務所の経理処理は優秀な事務員にしっかりやってもらっているので調査官にはご理解をして頂けたところもあると思いますw。

まとめ

 税務調査に来るとは・・・・私も偉くなったなぁw。と余裕が言える位であればよかったのですが、業務調査はホントによくわからず、知り合いも受けた人がおらず手探り状態でした。

現場での口頭注意

(税務署の)文書注意

(国税局の)文書注意

税理士法上の処分

などもあるのですが、とりあえず初犯(?)ということで口頭注意ということでよくはないでが、改善すべきところは改善していこうと思います。

 税務調査をやらずに業務調査だけという場合もある(というよりその方が多いらしい)ので、日頃から業務調査を受けてもいい状態にしておくことは必要だということです。税務調査は日頃の仕事でも予想はつくと思いますので「そんなに」心配する必要はないとは思います。

 ただ、(特に若手税理士は)業務調査について何をしたらよいのか?どのように受ければよいのか?がわからないと思いますが、ある程度準備をしておけば税務署の方も同じ業界の人ですし、そんなにひどいことにはならないと思いますので恐れず立ち向かってください。

新春2023

 あけましておめでとうございます

 ブログを書くのをすっかり忘れていまして、今頃今年の初投稿でとりあえず書いておこう・・・という感じです。

 今年の目標は笑って生きる。直近4年くらいあまり笑えていないので今年こそ達成していきたいです。

 去年は事務所が完成して少しは楽になるかなぁ。とは思っていたのですが、従業員の半数が産休・育休などで離脱したり、税務調査がまとめて来たり、仕事という面ではなかなか計画通り進まなかったところもありました。女性を中心にメンバーを組むと

 とはいえ、私自身の体調も戻ってきたり、事務の効率化も図れたのでこの調子でカイゼンを進めてお客様にもっと安心してもらえるようにはしていきたいです。

 とはいえまずは現在進行形の確定申告と税務調査を乗り切っていきます

 私は個人事業主なので、男性版育休などありませんw。

 ウチの従業員(女性)では、夫側が子育てをしたい&妻も働きたいということで、妻が若干出勤して、夫が育休を取っている。という方もいらっしゃいます。

 少子化が叫ばれている時代ですので、社会全体で子供を育てるために皆さん頑張りましょう。

自衛隊とセクハラ

 自衛官のセクハラでちょっと前に問題になりました。

https://president.jp/articles/-/59810

 理想はともかく現実の自衛隊では「よくある」話で、表立って訴えるのがなかなか難しい事案だったりして、常識的にはこういう見解で自衛隊は反省すべきということです。

https://www.youtube.com/watch?v=2CGOxv3noDw

 私も仕事関係の雑談の中から、自衛隊って男社会だから女性がいるとセクハラとか結構あるんですか?という質問をされたりします。

 私は女性ではないのでわかりませんが、実際結構あるとは思います。ただ、男性から女性へのセクハラもありますが、それ以上に男性から男性に対する性的な暴力も結構エグイレベルであります。と回答します。

 具体的な話を聞かれたら回答はするのですが・・・・基本的に引かれるレベルですし、残念ながらちょっとエグイのでここでは書けません。

 (女性が男にチューされたとか胸を触られたとかというレベルではないです)

 自衛隊の士官を育てるという防衛大学校という一番規律に厳しい場所ですが、書けないレベルのことが起こっているのであれば、現場ではもっとひどいことが行われているのは容易に想像されます。

 ただ、だから女性も我慢しろということが言いたいわけではありません。男も同様に被害にあっているので、そのようなことを厳正に処分する組織にしなければならないということです。

 課長島耕作でのワンシーンで、ミスのお許しを受けるためにお詫び行脚に行ったときに、クレーマーからの裸踊りの要求をミスをした担当者に代わって上司がサラッと受けて部下を守るシーンです。

 時代錯誤という人もいるでしょう。今の時代は上司からのセクハラは大分減ってますが、実際のところとしては取引先からのセクハラは未だに結構ありますし、ホントかどうかは知りませんが、こういう人もいるみたいです。

https://www.youtube.com/watch?v=eiXBHKL5wek

 セクハラするくらいなら、ピンク色のお店に行って遊んだほうがいいとは思うのですが・・・・という話をすると、お店では満足できない。知っている人にするから満足できるんだ!という人がかなりいるみたいです(人間って面倒ですね。)

国葬

 安倍元首相について国葬(国葬義?)という形で式が行われるということで、問題になっていますが・・・・私は、この件については国葬という形でやるべきではないと考えています。

 なんてひどい奴だとか、実は極左なのか?とかいろいろ言われそうではありますが、私は戦後行われていない形での儀式(国葬)を行う必要があるのか?ということです。

 具体的には首相在任中に亡くなった方(小渕恵三、大平正芳)よりも国として格式が高い形(小渕恵三や大平正芳は合同葬)で行う必要があるのか?とは思います。

 私は国の役職として、元首相と首相では明らかに格が違うとは思います。

 非業の死を遂げたというのを全面的に押してもらえれば、テロとの戦いということとでわからないでもないですが、どうも国葬を行う理由としては国民からの人気、在任期間、功績の大きさというのを押されるとちょっと違うかなぁ・・・・と思います。

 大平正芳はよくわかりませんが、小渕恵三については自民党が少数与党の中、連立政権を組んで政治的難局を乗り切ったり、橋本龍太郎内閣での失策(消費税の増税による不景気)を、金融緩和や財政出動を大規模に行うことで穴埋めをしようと相当頑張って景気を浮上させるきっかけを作ったとは思います。

 (元々病弱であったにもかかわらず、首相という大任を任され、命を懸けて仕事をしたとは思えば、国葬にすべきだったとは思いませんか?)

 あと、私の根本的な考えとして、公職に奉じている最中の人の死についてランクをつけるというやり方が好きではありません。

 例えば自衛官(軍人)は死の形態を問わず任務に関わって死んだら二階級特進と決まっているわけで、死に方や功績の大きさでそれが三階級となったりするわけでは決してありません。

 戦死については平等に尊い犠牲であるということで、政治家も国家に奉じる公職であるので、そこにランク付けするのは違うのではないかと思います。

 国葬に反対するのは国賊だ!とかいうレベルで反論を許さない空気があるのもどうなのかなぁ・・・とは思います。(ここは自由主義国家だとは思いますがねぇ)

 国葬に反対するくらいなら参加しなくていいし、賛成する人の足を引っ張るなという意見もあって、右も左ももう少し論理構成を持った話をしてもらえるといいのではないか?とは思います。

 勘違いされたくないので最後になりますが、安倍元首相は日本のために戦った素晴らしい首相であったことは明確に書いておきます。 合掌

スナック

 (注)お菓子の話ではなく、夜のお店のお話ですw。

 とあるお客がスナックを出すということになったので、スナックの業界を理解せねば・・・という使命感から、スナック系のyoutube見たり、実際にいろいろなお店に行ってお話しを聞いたりしてます。

 念のため書いておきますが、お客様の商売が分からないと仕事がやりにくいので勉強の一環で行っているのであしからず。

 接待を伴う飲食業ということで、似たような業種としてはキャバクラ、ラウンジ、スナック、とありますが、ざっくり書くとキャバクラとスナックに大きな相違点があってラウンジはその中間くらいというイメージですね。

 キャバクラとスナックの違いということでいろいろ書いてあるページはあるので、興味のある人はググってもらえればいいのですが、私がなるほど。と思ったのは、

・キャバクラは、キャスト(女の子)にお客が定着する

・スナックは、お店にお客が定着する

 というところで、スナックであればお店がチームとなり常連客を作るので、従業員は自分に着いてくれる常連客を作るのではなく、お店に着いてくれる常連客を作るような動きをする必要があるということでした。

 サッカーで言うと点取り屋はキャバクラに行くべきで、ディフェンスラインを守れる人がスナックで働く(個の力と組織の力)というのがなるほどなぁ・・・・と思いました。

こうなるといろいろ対比があって

・騒ぐ場所と落ち着く場所

・短期決戦と長期持久戦

・派手目な店員と地味目な店員

 のようないろいろな相違点があり、キャバクラで売れているからスナックでも売れるわけではないのはよくわかりました。

 まぁ、この手の商売であれば最近だと香川照之がキャバクラで問題を起こしたということでマスコミの恰好のネタになっています。

 

 まぁ、私からすると芸能界というか歌舞伎役者の一族ってだいたいこんなものですよねぇ・・・・という差別的な表現にもなってしまいますが、3年前の事件を今更取り上げるのもどうかなぁ?とは思います。

 有名人は大変だなぁ・・・と思いながら、私もこの手のお店に行ったときに変なことをしないようにはしたいと思いますw。

 

 

国債のfail

  最初に注意喚起しておきますが、国債のフェイルというとデフォルト(債務不履行)と勘違いされそうですが、デフォルトとは全然違うものです。 

 6月の日銀の国債買い入れ額が月間で過去最高になっているというニュースが流れていました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220707/k10013705831000.html

 日銀が国債を買いまくって国債が買えなくて金融緩和できなくて困っているというのがこの3年ほど続いていたのですが、どこにこれだけ市場で流動する国債があったのだろう?・・・・と思っていたら、ニュースでは決して(?)流されないこういう情報もありました。

https://www.boj.or.jp/statistics/set/bffail/index.htm/

 これがフェイルで、わかりやすく言うと投資家が空売りした国債を期限までに買戻しができなくて投資家がペナルティを受ける対象になった月間合計額です。

 他人の不幸は蜜の味?というわけではないですが、6月でこれなら、7月はどうなのか?という風にも思いちょっと楽しみです。

 これだけの金額になるというのは日本人の感覚では、ペナルティの有無にかかわらず市場のルールを破るのはご法度というのが普通の感覚だと思いますが、外国人の感覚では、ペナルティを受ける覚悟があればルールを破ってもよいということなのでしょう。

 これだけのフェイルが出ているにも関わらず、マスコミは「日銀は必ず負ける」というキャンペーン(?)を最近までしていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/046e12767b471de58be99351548569f818589cdb

 まぁ・・・・ファンドが勝つ(儲ける)という未来はあるかもしれませんが、そうだとしてもそれは日銀が負ける(損をする)ことを意味しませんが、扇動的なタイトルをつけるのもマスコミの仕事なのでしょう。(日銀は儲けるために国債を買っているわけではなく、物価の安定のために買っているのでその目的が違う)

 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-14/RDGD8UT0G1KW01

 私は債券は詳しくないのですが、どうやら「ブルーベイ・アセット・マネジメント」という会社が主導的に国債を売りまくっているようです。

 私は日銀や投資家のどちらかに肩入れする訳ではありません、金融市場にはいろいろな参加者がいるべきだと思いますし、国債市場には株式市場のようなインサイダー取引規制などもなくルール無用のバーリトゥードであり、それによって大儲けをすることだって許されるとは思います。

が、お互いのその姿を

という心境で見守っていますw

 

株を買いたい会社

 (具体的な会社名は伏せます。非常にわかりにくいかもしれませんがご了承ください)

 自分でどの株を買おうかなぁ・・・・上場会社の中では比較的小さい会社(時価総額1000億円程度)をいろいろ調べていると、Aという会社がいいかも。ということで税理士としてのお客様にその業種の方がいらっしゃったので、評判を聞いてみようと思って業界にいる人間としてどう思いますか?という質問をしてみました。

 社長からは、

・Aは確かにブランド力があって儲かっているとは思うけど、殿様商売で利幅は取れているけど従業員は良くないし未来にいいイメージはないかなぁ。

・同業のBのほうがも同じような感じだけどまだましかなぁ。

・同業のCという会社がすごい伸びていて、この会社がいいと思うよ。

 というお話をされました。

 Cという会社を調べると確かにこの5年で非常に伸びていて、株主対応もしっかりしていて非常に好感が持てる会社でした。 本来あるべき上場会社としての動きができているので、上場会社がこういう会社ばかりなら日本もどんどん成長できるとは思いますが・・・・現実はこういう会社は圧倒的に少数派ですね。

 また、そういう会社は市場は見逃しておらず株価も爆上げしていて、私が思うに現在の株価ではかなり適正な価格になっており今から買うほどではないな。という結論に達しました。

 株式投資においては、優秀な社長がいる会社というのは実は微妙なところがあって、社長が変わったらダメになることがあるので、それよりも確固たるブランドのほうが重要です。(属人的なものより組織的の持っている力が重要)

 わかりやすく書けば、誰がやっても儲かる会社がいい。ということです。(優秀な社長が変わったらダメになる可能性が高く、ボンクラが変わったらよくなる可能性が高いということです。)

 あとは、取引先としての評価と投資家としての評価は別であるということで、特に個別株を買うのであれば評価額と株価が乖離しているほうが儲かりやすいと思います。

 念のため付け加えておきますが、これはバリュー株(割安株)投資の考え方でして、グロース株(成長株)話になれば優秀な経営者は重要だと思います。(私はバリュー株投資一本ですので)

 なお、ここからCという会社がさらに上昇するのを見て、「しまったなぁ」と思うのも投資家の仕事だったりしますがw。

 とある有名な投資家が考える(会社を守る)堀です。 バリュー株投資をするにあたって優秀な経営者というのは決して堀にはならないということです。

 

底辺職業ランキング

 とある求人サイトでこのようなものが張られていたそうです。

 当然のように炎上して削除したみたいですが、みんなが思っているけど口に出すのは憚れるというやつですかね。

 私はちょっと違っていて、この職業ランキングを見て、確かにこの手の職業についている人は能力の低い人が多いとは思いますが、この職業に就くことで稼ぎまくるというか金脈が埋まっている職業と思います。

 言い方を変えれば能力が低い人が多い業界である分、能力が高い人がこういう仕事に就けば無茶苦茶稼ぎやすい(強力なライバルがいないので無双できる)ということです。

 私も会計士にならずに、清掃会社か建設系の会社でもやればもしかしたら面白いように儲かることができたかもしれませんw。

 ランキングに入っている職業はなぜ底辺といわれるのでしょうか? 理由の一つに誰でもできる。とされる職業だからというのはあります。

 しかし、職業というわけではないですが婚活(特に30代後半以降の女性)においては専業主婦希望の女性が多いというのがあったりします・・・・が、専業主婦って学歴関係なくできますよね?(⇒そういう点で誰でもできる仕事)。

 そこを希望する人が多いわりに社会的に底辺扱いはされませんし、逆に働いたら負けという世界もあります。

 例えば東京都港区に住んでいるが女性社長が言っていたのですが、近隣の人と仕事の話を始めたら「このマンションの女性で働いている人を初めて見ました」と驚かれた(マウントを取られた)そうですw。

 女性の社長からすると多分あなたの旦那より私のほうが稼いでいるだろうけど・・・・仕事をしているということで、あなたからマウントを取られるのはなぜ?w。 とは思ったみたいですが、こういう場所もあるんだな。と悟ったそうです。

 いろいろ書きましたが、一番言いたいのは職業の貴賎をいちいち気にしていたら生きてはいけません。というお話です。

 港区女子・・・・田舎者にはよくわからない世界が広がっているようです。