需要と供給

 日本経済は若干のインフレになっているのですがその原因を供給力不足に求めていて、インフレを抑えるには供給力を増やす必要がある。という言説を言う評論家もいます。
 ・・・供給力を増やす政策は、規制緩和が一番なのですが、そもそも供給力不足だと本気で言ってます?(そんなわけない)というのが私の考えです。

 日本政府が税制や金融で需要を吹かしているのか?わかりやすい例は税制であれば住宅ローン控除です。
 おそらく住宅を買うと住宅そのものはもちろん、同じタイミングで家財道具一式を新しいものに買い替える人が多くいて、住宅ローン控除をなくすだけで相当な需要が減ります(需要不足が続いていたから無理やり住宅ローン控除という制度を設けて無理やり需要を喚起していました)
 金融であれば、世界標準からしても低い金利を維持することで無理やり借入需要(投資需要)を喚起してようやく今の経済を維持している状態です。

 インフレ期の現状で減税したらインフレが加速するだけだよ?という感じで減税に批判的な評論家がいますが、
 は?こいつ自分がいっていることわかってるのか?インフレが加速するなら(世界標準にまで)金利を上げるだけだよ・・・・と思っています。

 僕の認識ではそもそも景気がまだよくない。というのもありますが、景気がいいという判断であれば、景気を吹かしている経済政策(補助金、金利、特定業種への減税、規制)をやめるだけでよく、そういう話をすればいいのになぁ・・・とは思います。

 まぁ、評論家はちょっと変わったことを言わないとダメ(目立たない)というのを加味しても、聞くに堪えないなぁ・・・ということで15年ほどよく聞いてた評論家の話を批判的に聞くことが多くなってしまいました。

 最終的にどちらが正解か?はやってみないとわからないのですが、最近は少々荒っぽい物言いになってしまった(他人を小ばかにしすぎている)・・・・というのも残念に思い、昔はもう少し聞きやすかったんだけどなぁ。ということです。

(なお、個人名は伏せますが・・・最近は評論家芸人みたいになってきているのは気になります。)

トランプ関税発動

 ついにトランプ関税が本格的に発動されることになりそうです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6544812

 25%という基本税率で、少々高すぎる関税ですが、自動車業界は追加関税の存在により、合計50%の関税になるので日本で作った車をアメリカで売るというのは難しいでしょう。

 ではこれでアメリカの製造業は復活するのか?というとそういう単純な話でもなくて、

・アメリカで製造業で働きたいという人があまりいないこと
(日本でもブルーカラーよりホワイトカラーで働きたい人が多い)
・抜け駆け的にトランプと交渉した国がイギリスとベトナムくらいなこと
(世界的に同じような関税になっている)

 こう考えると、アメリカへ輸出している国はどの国も多少影響は受けますが、一番影響を受けるのはアメリカで、自国の物価高を引き起こすだけになりそうな気配すらあります。

 一般的な感覚としてはあまり重視されていませんが経済で一番重要なのは雇用であり、これを少しでも増やすために関税で税収を増やして、他のところで使うという選択をするアメリカは案外悪くありません。(世界大戦がブロック経済をきっかけにおきたりしているので、ブロック経済が悪という風潮はありますが・・・・ブロック経済を導入するのは、自国の国民に仕事を与えるためで、今の日本は働きたくても働けないという人は基本的にいないので少々仕事が減るのは受け入れる時期なのかもしれません)

 製造業で働いている人は、建設業などの人手不足の仕事に就いたほうがいいのかもしれませんね。

事務職

 弊社の仕事は事務職なのですが・・・・今日本全体で事務職不要という流れになっております。

 例えば、リストラをする。となった場合事務職からリストラをするという流れがあります
マツダにおいては、製造現場以外からのみ退職者を募集しており、
日産においては、工場閉鎖より前に事務職からのリストラをまず募集しております。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250423-OYT1T50025

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250518/k10014809041000.html

 事務職からリストラについてはいろいろ理由はあるとは思うのですが、要するに金食い虫になってしまいがちな部門ということですね。

 さて、最近の大学生の人気就職先として、慶応大学、早稲田大学は

https://diamond.jp/articles/-/364353?page=2

https://diamond.jp/articles/-/364344?page=2

 こうなっておりますが・・・・コンサルや金融ばかりですねぇw。日本が強いといわれている製造業は全く人気がないみたいです。

 コンサルや金融を事務職も同じようなもの(と考えると)、結局企業からすると真っ先に不要とされる業種ということです。
 まぁ、今の学生でコンサルや金融に行く人間はそれを覚悟で行く人がほとんどだとは思いますが、事務職希望の人間からするとそんな覚悟をしていない人が多い。とは思います。

 差別的な表現にはなりますが、私が子供の頃はエアコンのある部屋で、楽な仕事をしたいなら、勉強しないとダメ。
 ということを言われていましたが、事務職自体があふれかえってしまった現在ではその部屋に居続けるには過酷な競争を勝ち残らなければならないという不幸があったりします。(全然楽ではない・・・・)

 まぁ、事務職のいいところはつぶしが利くというか、専門職ですのでどの業種でも転職できるというところがあります。
 しかし単なるパワポ職人になっている事務職は厳しいと思います。

https://www.kotora.jp/c/50290

 私の考えでは日本全体として大企業のコンサルをする人はもう十分余っています。
→優秀だから生き残れるというわけではなく、本来コンサルとして必要な能力以外の能力(学歴、仕事と関係ない部分の人間関係、血縁、見た目、運など)が必要です。

 中小企業に行けば、改善の余地のある企業は腐る程あるのですが・・・・コンサル希望の人って、そういう仕事を下に見る人が多いんでしょうかね。
 尤も中小企業の社長も井の中の蛙になっている人が多いため、コンサルを使うということが嫌なのかもしれませんが・・・・。

 虚業と揶揄されるコンサルですが、虚業となってしまうかどうか?はその人の働き方、使い方次第にはなるとは思います。
 「派手で綺麗な業種」なのですが、「地道で汚い仕事」をできる人を募集しているのかもしれませんね。

採用面接

 従業員を一人増やそうということで、求人を出しました。

 将来を見据えた採用で最悪今年中に採用できなくてもいいかなぁ。。。ということもあり、時間をかけて採用していこうと思ったのですが、思ったよりも応募も多くて2週間ほどで採用する人が決まりました。

 人手不足が叫ばれる時代ですが事務職は希望者も多く、買い手市場(採用側が選べる)という状況です。
 求職者側からすると事務職を希望してもなかなか採用されるのは難しい
 採用側からすると選別がまだまだできる状況です。

 採用活動中に20台前半の方を面接しました。その方は子供のころからお金に関する仕事がしたくて。
 採用基準的には厳しいなぁとは思いながら、私と同じようなめずらしい考えを持っているというところで興味があって面接をさせてもらっていろいろな話をしてみたのですが・・・・正直ウチの採用では厳しいし、おそらく他の事務所でも採用されること自体が難しいだろうと思い、
 「あなたはウチの業界に向いていない、相当努力しないと無理だと思うから別の業種に行った方がいい」
 と、言ってしまいました。

 どうもこの「ウチ業界に向いていない」というのはパワハラになるようでして・・・・
https://black-taiken.sakura.ne.jp/black-experience-287.html
 人を評価するときの発言って難しいなぁ。と思いました。

 (言い訳ですが)、いろいろな求職者と面接をしていている立場から言わせてもらうと、別に採用して育てられないわけではないのですが・・・・希望者が多数いる状況では、採用する(選別する)立場からすると
・相当なポテンシャル
・別業種で能力を発揮してきた
・同業種からの転職で即戦力
こういう能力的なものがあることに加えてから、ウチの事務所に合いそうな人。という人を採用することにはなります。

 例えば、勉強に1年以上かけて簿記○級という資格を取りました。というのは、わかります。
 しかし、その簿記○級という資格を仕事をしながら軽く取ってくる人と比較したら基本的には後者を採用することになります。

 では能力的に若干負けている人はどういう仕事をすべきか?
 私は「専門職」ではなく、「専門知識を使う別業種」のようなものをおススメいたします。 

 例えば
・建設業の関係の原価計算
・飲食業の原価管理
で、その業種の現場の知識持ちながら、簿記の知識も使うような仕事がいいと思います。

 今回はウチでは採用できない。という話だけするのはよくなかったと思ったので、(余計なお世話だとは思いますが)もしこのページをまた見てくれたら参考にしてもらえたらいいなあ。と思い書きました。

サイコパワー?(スト2のベガではありません)

 私の顧客で、ある事業が失敗して元々やっていた業種でやり直す人がいます。
 事業なんて9割失敗するのだから切り替えて元々やっていた業種で仕事をするのはいいのですが・・・・ちょっと難しいところがあります。

・どうせ元々の事業でやるなら、自分がやりたかった高級路線でやりたい

 そういう思いがあって、何もないところから高級路線というのは難しい(ゼロからブランドを認知させていかないといけない)と思っていたのですが、私の予想以上に順調にはなってはいますが・・・・

 過去の事業の失敗に伴う負債にを払いながら資金を回す必要がある。
 という厳しい制約があるがゆえに、厳しい状況にあったりします
 そんな中でも社長本人が全くそれに気が付けずに走り続けてしまいがちです(私は支えるだけです)

 別に能力が低いわけではないのですが、気質がサイコパスというか自分の正しさを疑えない体質ってあるものですね。

 自分の得意分野で自分がいかに優れているのか?自分がいかに頑張っているのか?店が順調に稼働しているというアピールをするのはいいのですが、銭足らずの状況を知っている私からすると、「でもお金は足りんやろ?」となり、コメントに困ったりします。(空気を読んでいい回答ができない。そういう意味で僕もサイコパスなのでしょうがw)

 僕があなたの能力を持ってたら、こういう店を作ります。

 それを伝えても、税理士さん(私)のその考えは間違っている。という感じになるので、さすがについていけない・・・・資金管理をウチ事務所でやっていたのですが、本人にやらせてみてようやく「資金がないこと」はわかったみたいです。
 なお、それでも税理士(私)が提案するものより今のほうがいい。と本気で思っているところが経営者なのかもしれません。
 まぁ、税理士(私)に迷惑をかけていたということが分かってもらえればそれで充分ですが。

 自分の都合のいい論理だけ並べて反証を許さない。経営者というのはほんとにサイコパスが多いというか・・・・
 僕も会計士業界の中ではサイコパスっぽいところはあるとは思っていましたが、経営者業界のサイコパスと比較すると、レベルが違いました。

 ただ、単なるサイコパスではなく、そのパワーも凄まじいのであれば何とかしてしまうのはさすがだと思いました。

 私がその経営者だったら、その才能を生かしてもっと簡単に金を稼げる方法を選ぶだろうけど、経営者にとってはお金を稼ぐことをよりももっと大事なものがある。
 こういう不器用(?)な経営者は嫌いではありませんね。

トランプ関税

 アメリカは相当強硬な手段で市場経済を無視したレベルの関税を発表しました。
 こう書くとアメリカを批判しているようにも思われますが、個人的にはあまり批判的ではなく、各国の関税率の設定の仕方とか見るとむしろ公平な関税であるという風にも見れます。

 経済学的(理論的)に考えると、関税は市場経済にマイナスの影響を与える。というのは間違いないのですが、相手国がそのような措置をした場合、政治家は何をしているんだ?という話になり、
・日本(だけ)関税措置を回避するよう働きかける
・対抗措置で日本もアメリカ製品に関税をかける
 このような対応が考えられますが、私は何もしないのが一番いいとは思います。 

 理由は簡単で、アメリカは関税の計算式も出して真っすぐ来ているのにどうやって回避するのか?私にはわかりませんし、関税って案外自国(アメリカ自信)にもダメージがあるので拙速にアメリカに働きかけるのはよくないと考えます。

 結局関税は国内産業の保護が目的で、日本だってアメリカの関税を批判できるわけでもなく、例えば農産物をアメリカから輸入すればいいのですが・・・・農業団体の圧力を考えるとできるわけがありませんね。

 とりあえずコメ不足で値上がりが著しくて国民が苦しんでいるので、カリフォルニア米だけでも大量に輸入したら?とは思いますが、減反政策でようやくコメ不足にまで持ち込んだ農水省からするとあり得ない選択肢なんでしょうねぇ。。。

 関税がかかっても10キロ5,000円切る価格だそうです。

日産自動車

 日産自動車がホンダと合併するという話が流れました
 まぁ、日産からするとホンダの子会社になるというのは考えられないというのは大義名分としては理解できます。

 日産の代表取締役の内田社長の合併の契約発表や合併の解消におけるマスコミに対する記者会見での発言がよくなかったということで袋叩きにあったりしました。

 まぁ・・・・そもそも社長になる予定がなかった人が親会社(ルノー)の意向により社長になったので何にもできないのはしょうがないとは思います
 そもそもルノーの意向を内田社長に言わせているようなものであると私は思っていて、ルノーがもっと大株主として責任を果たすべきだと私は思っています。

 しかしながら、ルノーの意向により社長に「なれなかった方」が台湾の鴻海に行って日産を鴻海の子会社にしようと画策しています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-02-12/SRJTPQT0AFB400

 要するにホンダとの合併がなされなかったのは、日産のプライドが高いのが原因ではなく、単純にルノーが高値で株を売りたいだけ。
 と、個人的には思っています。

 日産はすでに外資に乗っ取られている。こう考えてお家騒動を外からのんびり眺めていたいと思います。

 ちなみに関氏は、私の大学の先輩にあたる人なのですが・・・・現在進行形のビジネスが忙しいのか実物とお会いしたことはありません
 関氏の大学時代の同期にはジュリアナ東京やグッドウィルを作った折口氏もおり、うちの大学は有名人がある期に固まる。という傾向があります。
 私の同期は・・・・今のところ有名人はいませんが、比較的民間で活躍している人が多い期でもありますので、ちょっとだけ期待しています(私以外の誰かが有名人になるかも?)

あけまして2025

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 今年は僕も4回目の年男ということで・・・・年月が過ぎるのは早いものだと思います。

 今年の目標は笑って生きる。ということで自分が楽しいと思える仕事を積極的にやっていこう。そういう視点で仕事をやっていこうと思います。

 (誤解なきよう記載しておきますが、税務以外の仕事を積極的にやろう。ということですので税務をやらないわけではありませんので、あしからず・・・・。)

どうしても減税したくない

 どうしても減税したくない勢力が一定数います。自民党、立憲民主党と政治的に右も左も国民民主党に対して非常に攻撃的な発言が多いです。

 とはいっても税金について詳しくないのが国会議員の常でして・・・・サイレントマジョリティーになっている人たちの怒りが全く分かっていない

 一番顕著なのが所得控除についての話です。

 1年ほど前に、健康保険について米山衆議院議員(弁護士・医師)がひろゆきをボコボコに言い負かしたのですが、
https://gendai.media/articles/-/125647 

 米山議員が国民民主党を批判したときに所得控除の何が問題になっているのか?が全く分かっていない。とひろゆきにボコボコにされていたりします。(今後も出てくるとは思いますが)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ff97ad874151b13f17f614be9bdfc70ffb8e4f21

 まぁ・・・・人を呪わば穴二つ。という言葉が突き刺さるので私もこういうことに気を付けなければ。と思いつつ、立憲民主党のなかでもまともなことを言っていた米山議員については非常に残念にも思います。

 しかし、国会議員が本当に税制を知らない(と思われる)発言をするのは、税制について熱く語る人が少ない証でもあります。
 国会議員は脱税し放題の職業だから税について知る必要がないのかもしれませんが、税で食っている認識を持ってもらえれば、税について詳しくなれると思います。

市場は正直

 皆様ご存じの通り、衆議院選挙があり自民党が大敗してしまいました。

 っで、普通に考えれば政治が不安定になるので株価は下がるのが常道なのですが・・・・爆上げしています。

 今年に入って
・上田総裁の利上げの発言による上田ショック
・石破総裁の誕生による石破ショック
⇒石破政権衆議院過半数割れに伴う株価急上昇(NEW)

 日本経済のためにならない「奴ら」がいる限り日本経済はよくならないのが現実です。
 自民党はアベノミクスで党勢が復活できたのに、アベノミクスを否定しなければならない・・・(そして負ける)。
 ホントに意味は分かりませんが、しょうもない権力争いをやめてもらうことを願います。

 個人的には、自民がこのくらい負けて国民民主が伸びたのは良かったとは思っていたりします。(一時期は議席数が立憲民主>自民になってしまうのでは?という懸念もあったのですが、今回くらいの勝ち負けは日本人全体としては望ましい結果になったような気がします。)
 石破氏の政策に本来一番近いのは立憲民主だったりするのですが・・・・この2党が連立することはないという謎の(w)安心感もあって小休憩できそうですが、日本経済の立て直しへの戦いはまだまだ続きます。