エリートになるということ

 電通の社員が過労死したそうです。
電通 過労死

 知り合いの電通社員と飲む機会があったのでこの辺の話を聞いたところ、本当に困っているそうです。
 内容としては、会社は強制的に夜10時で退社させるけれども仕事の量は変わらないので土日に出勤せざるを得ないし、土日に予定していた仕事と遊びを兼ねているもの(例えば取引先の人と紅葉を見に行くなどの懇親会)をキャンセルせざるを得ない。など被害甚大だそうです。

 そもそも月100時間の残業が主たる原因ではないという話(彼氏に振られた、上司がキツかった)もあり、とりあえず簡単に手を打てそうなところで問題を素通りしようとする会社の姿勢に不満が出ているみたいです。

 とはいえ彼女がいた部署というのはキツイので有名だった(ある人の体験談としては、新入社員の頃の次にきつかったのが彼女が働いていた部署にいた頃だったそうです)ということで、新入社員でその部署にいたのは実際厳しかったみたいです。

 一応念のため書いておきますが、私は
・彼女のように容姿端麗、頭脳明晰ではありません
・電通に入ることもできないでしょう
・月100時間の残業とかできません
・電通のような営業職の激務に耐えられません
 実際自衛隊や監査法人の激務にはとても耐えられなかったですし彼女の気持ちなどわかるはずもありません。
 そんな中でも推察するに、彼女はエリートとしての要素の一つは持っていた(容姿、頭脳)が、別の要素(激務に耐える、不動の心を持つ)ことがなかったことに気付いてエリートの競争から降りるべきだったのですが・・・・勝ち続ける人生を歩んできた彼女にとっては、汚点を残すことは生きるに値しない人生と考えていたのかもしれません。

 私が思うに、東大京大のようないわゆる頂点といえる大学に行っている人の3割くらいはそもそも1日8時間ですら働くことができない体質(怠け者)の人が占めているのではないか?と思っています。
 とてつもなく頭がいいので勉強なんかほとんどしなくても成績はいいのですが、社会にでると勉強ができるからと言って時間が短縮できないような事務作業量を与えられ、自分がその激務に耐えられないことを知り別の道に進むという人は何人も見たり聞いたりしています。

 もし何等かの形で東大京大のようなトップ校に行った人は自分が仕事をバリバリできる適性があるかどうか?というのを見極めたうえで仕事を選ぶことをお勧めします。(もちろんほかの大学を出た人にも同じことは言えますが、特にエリート意識の高い人は要注意です)。

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 エリートヤンキーはヤンキーの世界では大きい顔をしてますが、それ以外の世界ではそんなに大きい顔をしていません。勉強エリートも勉強以外の世界で大きい顔をしないようにすべきだとは思いますがね。

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