ブルーオーシャン戦略

 会計士らしいことを書こうと思って何を書くか?と思ったときにブラック企業が生まれる理由は過当競争に原因があるということを書いたのでここからヒントを得てブルーオーシャン戦略について書きます。
ブルーオーシャン

 要するにレッドオーシャンでは戦うな、競争しない領域で勝負しましょうということです。
 本には競争しないですむようにイノベーションを起こして新規分野を自分が作り出すことが重要とか書いてありますがすぐにできるものでもないですよね。
 私の解釈では
・競争から逃げること
・競争には参加しないこと
・競争相手が来ない場所に居続けること
これらにより徹底的に競争から逃げ切ります。しかしどうやれば競争をしなくていいか?というのが案外難しいのです。

 例えば競争が激しい業界として飲食業がよく言われたりします。
しかし飲食業は本当に競争が激しいのでしょうか?ある飲食コンサルタントに言わせると飲食業は確かにつぶれるところは多い。しかしそれは経営者が何も考えず経営している人が多すぎるためで、しっかりした経営者のところはどんどん大きくなっているということです。
 逆に安定した職業のイメージがある銀行なんかは国が最終的に保護してくれるにもかかわらず超激戦です。住宅ローンの営業などを見ていればわかると思います。
 つまり数字から判断するのは重要ですが、数字だけで決めつけてはいけないということです。

 ブルーオーシャンの考え方は会社に限らず人生の岐路などにも使えます。例えば
・受験勉強であれば、勉強が嫌いなら大学に行かず専門学校に行く
 もしくはひとつだけ得意科目を作ってそれだけでいけるところに行く
(国公立はあまり効率がよくない、医学部か早慶くらいが一番コストパフォーマンスがいい)
・就職であれば、地方には公務員くらいの仕事しかないから都会に出てみる
 また、都会であれば公務員より民間企業に行ってみる
 民間企業は世間には知られていないが日本一の製品があるような会社に行く
・恋愛であれば異性の多い場所で活動をする
・お金を稼ぎたいならお金を持っている人と仕事をする、
 お金に関係する仕事をする
・なじみは薄いが世の中に多数の人間が必要な仕事をする
 
レッドオーシャンで戦うというのはどういうことか?
・マンガ家、俳優、スポーツ選手のように子供のころからなじんで居る職業を目指す
 (但し、学校の先生や医者のように直接触れ合うものはもともとの人数が多いので別です)
・就職であればいわゆる有名どころの企業を目指す。
・35歳過ぎて恋愛しようとする。
・お金がない人からお金を貰う仕事をする。
というところでしょうか?

 えらそうに書いてますが、私の人生も無駄にレッドオーシャンで戦ってきました。これからもレッドオーシャンで戦うこともあるでしょう。
少なくとも自分がこだわっているものにはレッドオーシャンでも突き進むべきです。
但し最低でもレッドオーシャンと理解してから突き進むようにしたいです。

 私の好きな言葉で
戦略の失敗は戦術では取り返せない
成功には何をしたかが重要ではなく、そこにいることが重要である
というのがあります。
 つまり作業をがんばることではなく、その前段階の判断が成功への秘訣だと思ってます

 ブルーオーシャンにどうやったらたどり着けるか?
 レッドオーシャンで戦うのを美徳とする(結果ではなく努力を評価する)日本的考えを脱却するにはどうしたらいいのか?
 この辺をアドバイスできるように私も知見を広げていきたいです。

PS 楽をすることをよしとする格言がないのは、日本人らしいことなのかもしれませんが。。。

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