株を買いたい会社

 (具体的な会社名は伏せます。非常にわかりにくいかもしれませんがご了承ください)

 自分でどの株を買おうかなぁ・・・・上場会社の中では比較的小さい会社(時価総額1000億円程度)をいろいろ調べていると、Aという会社がいいかも。ということで税理士としてのお客様にその業種の方がいらっしゃったので、評判を聞いてみようと思って業界にいる人間としてどう思いますか?という質問をしてみました。

 社長からは、

・Aは確かにブランド力があって儲かっているとは思うけど、殿様商売で利幅は取れているけど従業員は良くないし未来にいいイメージはないかなぁ。

・同業のBのほうがも同じような感じだけどまだましかなぁ。

・同業のCという会社がすごい伸びていて、この会社がいいと思うよ。

 というお話をされました。

 Cという会社を調べると確かにこの5年で非常に伸びていて、株主対応もしっかりしていて非常に好感が持てる会社でした。 本来あるべき上場会社としての動きができているので、上場会社がこういう会社ばかりなら日本もどんどん成長できるとは思いますが・・・・現実はこういう会社は圧倒的に少数派ですね。

 また、そういう会社は市場は見逃しておらず株価も爆上げしていて、私が思うに現在の株価ではかなり適正な価格になっており今から買うほどではないな。という結論に達しました。

 株式投資においては、優秀な社長がいる会社というのは実は微妙なところがあって、社長が変わったらダメになることがあるので、それよりも確固たるブランドのほうが重要です。(属人的なものより組織的の持っている力が重要)

 わかりやすく書けば、誰がやっても儲かる会社がいい。ということです。(優秀な社長が変わったらダメになる可能性が高く、ボンクラが変わったらよくなる可能性が高いということです。)

 あとは、取引先としての評価と投資家としての評価は別であるということで、特に個別株を買うのであれば評価額と株価が乖離しているほうが儲かりやすいと思います。

 念のため付け加えておきますが、これはバリュー株(割安株)投資の考え方でして、グロース株(成長株)話になれば優秀な経営者は重要だと思います。(私はバリュー株投資一本ですので)

 なお、ここからCという会社がさらに上昇するのを見て、「しまったなぁ」と思うのも投資家の仕事だったりしますがw。

 とある有名な投資家が考える(会社を守る)堀です。 バリュー株投資をするにあたって優秀な経営者というのは決して堀にはならないということです。

 

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