コロナはあれどは春になってきました。私の確定申告業務は終わっておりませんが、世間的には心機一転の進学・就職の時期ですね。
いろいろな人はいるとは思いますが、このブログにたどり着くような人は進路や転職などで我が業界(会計、税務業界)を希望してくる奇特な(?)方も多くいらっしゃると思います。
(奇特な方というのは本来の日本語では、特に優れた方、殊勝な方という意味で使っていますが、日常会話では奇妙で珍しい人という風に否定的な意味で使う人が増えているそうです。)
危篤という同じ発音の文字があるので、そこから救いようのない人という意味で私は使ったりもしてましたが・・・今回はどちらで使っているのかはあえて書きませんw。が、我が業界に来る人向けに少々書こうと思いました。
私がこの業界に来ようとしている人にお伝えしていることは、
・この業界に興味があること
です(興味がない人、好きではない人は来るべきではないと思います)。
私の場合元々は株式市場に興味はありお金を運用する仕事などで何か自分でできそうな仕事はないかなぁ・・・・と考えたとき
・社長になれるような人徳はなく
・取引先を開拓するような営業力もなく
・勉強はまだましかな・・・
という自分の才覚を勘案した結果とりあえず会計士になろうという程度でこの業界にきました。(そして仕事でボロボロに打ちのめされたりするわけですがw)
この業界はセンスはあまり重要ではありません。びっくりするくらい必要ないですw。
数字を扱うといってもどこまでやっても所詮は小学生でもできる四則計算の話です(二次方程式ができなくても全然問題なく、業界最高峰の会計士試験ですらほとんど影響がないくらいです)。経験次第でどうにでもなります。
その四則計算でできるはずのものができない。というところで悩むことは往々にしてありますが、経験などでカバーできるようになるまでの辛抱強さが必要です。
但し、ミスをしない、チェックを適切にするというような辛抱強さは必要です。
要するに「辛抱強く」、「問題を整理し」、「自分で調べて」、「ミスを減らす」ことができれば、少なくとも私よりこの業界に向いていると思います。
なお、自分にセンスがあると思う人は、一旦この業界に来たとしても起業を前提に動いてほしいと思っています。(企業コンサルタントなどでも可)
センスはこの業界では重要ではないとお伝えしておりますが、会計業界の申し子といえるようなこの仕事にすべてを捧げた金庫番という人も一定数いらっしゃいます。
そういう人は仕事の鬼だったり、人間的にはとっつきにくい人が多いです。ですのでそういう人との付き合い方を考える必要があります。
業界は違いますが、専門職という意味で同じである看護士にも通じるところがありますので、こういう動画でも見て参考にしてください。
https://www.youtube.com/channel/UCekWWEt1QzxHUOEWlRwgeJg/videos
私はこの業界の一番いいところは、お金を稼ぎかたを間近に感じられるところです。
・美味しいものが好きな人は料理人
・美を追求したい人は美容業界
・面白いことが好きな人は芸人
・お金が好きな人は我が業界
というくらいの感じで選んでくれる人が増えると私はいいと思います。
HUNTER×HUNTERの試験官のキャラです。知らない人向けに補足しますと、ハンター称号(というすごい資格)を持っているなか自分がおいしいものが好きで、美食家として仕事をしている(ようです)。